12:01 薩タ峠 (0)	「さつたぢぞうみち」の道標を越えると、少し道は下る。峠を越えたと思っていると、何やら先にもう一つ展望台のようなものが見えた。そういえば、まだ、よく見る展望のポイントに来ていない。後ろから自動車がやってきて道を譲る。驚いた。こんなところに自動車でやってくる人が居るとは。農作業でない車は、初めて見た。先の展望台を見ると、そういえば駐車場がある。自動車で来ても良いのか。 　駐車場に向かう道との分岐があった。「ぢぞうみち」道標から分岐が無い。ということは、ここの分岐が、上道と中道との分岐か。しかし、駐車場に向かう道は、駐車場で終わっているように見える。しかも道に沿って直進か、左折で駐車場、という構造である。予想では、右折が上道、直進が中道と思っていた。少しだけ直進して様子を見ながら地図を再確認してみる。ふと後方をみるとパートナが何か見つけて食っている。足元の真っ赤な野苺をつまんでいた。美味しい美味しいと、機嫌良く食べている。確かに食欲をそそる色であった。 　駐車場の隅には、「薩タ峠山之神遺跡」と書かれた石碑があった。小さなベンチがあったが、ご婦人方が占領しており、休憩はできななかった。横を見ると、ここまでの舗装道路とは違い、未舗装の道が続いているのが確認できる。どうやら、これが中道のようである。
12:10 展望台 12:37 スタート (596)	どこかに休憩する箇所は無いかと探しながら先に進む。しばらく行くと、展望台があった。木で組まれた簡単な展望台である。登って見てもそれほどの高さはなく、特に見晴しが良いわけでも無かったが、休憩するには手頃だった。荷物を下ろし、甘なつ、たまご餅を食す。しばらく様子を見て、運が良ければ富士山が見えないかと期待もしたが、残念ながら、ますます雲が掛かり、富士の姿を拝むことはできなかった。 よく見かける薩タの展望 ストレッチ♪ 　 　30分程休憩をとり出発した。 　展望台を過ぎると道は本格的に下り始めた。しかも、道は細く、頼りなさげになる。蜜柑の木が手頃な木陰を作り、歩くのにはちょうど良い。この坂は、牛房坂と言うらしい。
13:04 興津川 (3744)	道は再び海岸線に出、再々度、「薩タ峠」の碑があった。これで三度目である。一体どこが本当の峠なのか。 やがて、道は三本に別れる。一つ目は右に上る道、二つ目は直進で少し下る道、そして最後が左に階段、である。階段を覗きこむと、東名高速の辺りまで真っ直ぐに下っている。危険な階段である。右の登りは、以前、行き止まりである、というような文を読んだことがある。したがって真中が正解であろう、と直進を進んだ。 　中央の直進の道も階段となり、急激に下る。すると、突然、穴のような真っ暗な中へ入ることになる。道はくぼみのような山道となり、右側には、石垣があった。その雰囲気は江戸から残る石垣のようである。 　道はすぐに開け、驚く。なんと、墓の真中に出たのである。墓の向こうには直線の舗装道路があり、その正面には何か大きな学校か公民館のような立派な建物が見える。 　 京側から見る また何か見付けたの?食べ物? 　 　交差点は左折するようである。 　逆方向（京）から来ると、薩タ峠が判り難いため（まさか墓に通じる道が東海道とは思えない）、丁寧にあちこちに看板が掲げてあった。その看板を逆に辿ると、間違える心配は無い。ＪＲ東海道線を、質素な踏み切りで渡ると国道に出た。すぐにパイパスから判れて旧道の橋を渡ると、もう興津であった。峠からは意外なほど早かった。 国道に合流後すぐに分岐

【集計】（移動距離は、ProAtlas'97による）

	今回	累計
要した時間	１時間０３分	７３時間４９分
東海道歩行時間	０時間３６分	４２時間５９分
移動距離	２．４ｋｍ	２０９．５ｋｍ
東海道移動距離	２．０ｋｍ	１７３．７ｋｍ
歩数	3,744	311,867
費用	0円	71,822円

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由比から薩タ峠興津から江尻