15:45 大橋屋 (0)	大橋屋の前が、ちょうど赤坂（正しくは名電赤坂）の駅である。そろそろ相方の脚は限界に達している。ここで、当然のように終了しようとするが、私は、何とか少しでも先へ行こうとした。 　まだまだ病み上がりとのことで、体を気遣ってくれるが、どうしても先に進みたい。わがままを言わせてもらって、再び単独行動をさせてもらうことにした。相方は、国府駅まで戻って車を取りに戻った。 　不思議なオブジェの前を、黙々と歩き続ける。陣屋跡の碑、見附跡の碑などを過ぎると音羽中学の前を通り、ちょうど下校時間と重なったのか、たくさんの学生に囲まれる。 　 　しばらくして淋しくなってくると、石碑があった。よく見ると「一里山」の文字が。一里塚の碑かと思って写真を撮る。しかし、「一里山庚申道」と書いてあるようだ。 　　 　もうしばらく歩いて、音羽インターへ繋がる交差道路を過ぎると、再び、今度は本当の一里塚跡があった。長沢一里塚跡である。
16:45 終了点 ドライブイン 「まんぷく」 (7280)	比較的新らしめの常夜灯を越えると、国道1号線に合流する。合流地点からは、ずっと国道1号線の歩道歩きになるのだが、工事中であり、なかなかまともに歩かせてもらえない。この区間は、狭い谷間に、東名高速、国道１号線、名鉄本線が平行している。薩タ峠のように、他に逃げ道が無い。残念なのは、JRだけが避けていることである。この辺り、JRは三河湾沿い（蒲郡市）を通るコースであり、東海道から離れている。岡崎までの間、さらに名古屋までの区間と言ったほうがいいだろう、JR東海道線ではなく、名鉄本線が旅のお世話になる。 　頑張って進んでみたものの、朝からの単独行動もあり、思いの外疲れが蓄積していた。もうそろそろ自動車班が追いついて来る時間であった。どこか手頃な駐車スペースで終了しよう、と思っていると、ちょうど市の境界付近に、ドライブイン「まんぷく」という広い駐車場のある休憩所があった。このトイレ休憩、および飲料の補給をし駐車場の片隅の石に腰を降ろすと、もう立ち上がる気力も無くなっていた。電話を入れ、本日の終了とし、車を待つことにした。
その後	自動車にピックアップしてもらうと、本日の宿泊を探した。この辺りだと間違いなく岡崎市に向かうしか無いだろう。国道１号線を岡崎に向うと、すぐに本宿があった。もう少し頑張ると辿り着いたであろうが、薄暗くなっていたこともあり、明日に回すのが正解のようだ。ホテルを探すが、かなり離れて市内に向うしかなさそうであった。途中、温泉があり寄ってみるが、宿泊施設は無いようだ。日帰り専門の温泉らしい。 　藤川を過ぎ、国道が渋滞しはじめる。美合のあたりまで来たものの、ホテルらしきものが発見できない。右折して美合駅前に出てみた。そこもホテルは見当たらず、線路を越えて県道26号線まで出てみた。とっぷりと日が暮れてしまっている。探すのも大変だ。ちょうど大きな本屋があったので、本で探すことにした。今後のことも考えて、中部地区のホテルガイドを１冊購入した。見つけた手頃なホテルに予約を入れると、一発でOKであり、さっそくホテルに向った。 　ホテルは、コインランドリーもあったので、溜まった洗濯物を洗濯することができた。

【集計】（移動距離は、ProAtlas'2002による）

	今回	累計
要した時間	１時間００分	１４０時間２３分
東海道歩行時間	０時間５５分	７９時間１９分
移動距離	５．１ｋｍ	４０５．３ｋｍ
東海道移動距離	５．０ｋｍ	３３０．１ｋｍ
歩数	7,280	587,488
費用	150円（お茶） 1200円（ホテルガイド）   60円（消費税） 5000円（宿泊）  250円（消費税） 3500円（夕食）  600円（洗濯）	169,932円

御油から赤坂２０日目はじめに