16:44 庄野宿入口 (0)	石薬師から庄野は近い。途中、民家も何も無い区間を通るため、離れた感じがするが、二十五丁ということだから、2.8キロ足らずだ。 　本日の行程を終了するならば、少し戻って「加佐登駅」である。しかし、この区間を歩いている途中、地図を見ていなかったので、もう少し先にあるものとばかり思っていた。何とか加佐登駅まで行って終了しよう、と重い足を引きずって歩いていた。
17:00 庄野宿出口 (1988)	宿の中ほどまで来ると、庄野宿資料館というものがあった。旧小林家住宅との石碑が建っている。残念ながら時間が過ぎているようで見学はできない。 　少し先に進むと、高札場跡、本陣跡がある。 　さらに進むと、庄野宿の石碑があった。どうやら宿も終わりのようである。短い宿場だった。宿が終わると道は国道に合流する。しかし、本来ならば国道と交差する太い道の真中を横切って反対側に進むのだが、２本の大きな通りで完全に分断されている。全く横断する手段は無い。そこで、一旦、国道を離れ、国道の下を通るガードを使用して反対側にわたるコースを取る。 　再び国道を離れると、ほんの少し離れただけで静かになった。左手に、領界石がある。「従是東神戸領」とある。
16:44 中富田一里塚 (4307)	携帯電話に連絡が入った。車を移動中で、すでに庄野を過ぎたようだ。もうすぐやってくる。ここら辺りで本日は終了ということになりそうだ。右手にある大きなトラック駐車場が目印になりそうだ。単なる駐車場かと思ったら、西濃運輸らしい。もう脚は限界にきている。 　そんなところで突然一里塚が現れた。さっきの石薬師一里塚から、もう４キロも進んだのだろうか。中富田一里塚跡の石碑である。 　写真を撮っていると、自動車の音が近付いてきた。邪魔にならないように避けると、それがお迎えの車であった。写真を撮るまで待っててくれ、と先の広いところまで行ってて、と指示する。しかし、生憎広い場所が無く、写真を撮り終えて前方を見ると、ずいぶん先にまで進んでしまっていた。実は、もう本当に脚が限界なので、そんなに進んで欲しくなかったのだが･･･ 　一里塚の先200メートル程のところに、広い場所があった。ここを本日の終了点とする。 　この辺り、宿泊可能な施設は、亀山に進むか鈴鹿に戻るしか無い。予約していなかったのだが、幸運にも東海道ウォーカー御用達、亀山第一ホテルが取れた。ゆっくり休んで明日に備えるとしよう。夕食に出る元気も無かったため、近くのスーパーで弁当を購入し、ホテルのベッドの上で食べることにした。
	おまけ 【本日のお菓子】なが餅

【集計】（移動距離は、ProAtlas'2002による）

	今回	累計
要した時間	０時間３３分	１７１時間２５分
東海道歩行時間	０時間３０分	９４時間１８分
移動距離	２．８ｋｍ	４８９．９ｋｍ
東海道移動距離	２．６ｋｍ	４０５．３ｋｍ
歩数	4,307	727,801
費用	5600円（宿泊一人分）  700円（ビール２缶）  190円（ジュース）  280円（バンドエイド）  498円（消毒液）   38円（消費税）  500円（弁当）	216,531円

石薬師から庄野へ二十三日目