一里塚
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説明文によると、地元では「一里山」と呼ばれているらしい。
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当時、東海道が村境になっており、東の塚（前述の左側と呼んでいる方、写真）が平戸村、西の塚が品濃村になるらしい。
両側の塚が当時の形で残っているのは、神奈川県内では、ここだけだそうだ。 一里塚公園との文字を見付け登って見る。右側の塚を回りこむように登って行く。 |
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公園は、雑草が生え放題の荒地でしかないが、右側のまるで山のような塚の上が見られるのが良い。
当時のままというだけあって、巨木が根をからませあって生えているのがよくわかる。 |
| 一里塚を後にすると、再び民家が軒を連ねる街道に戻るが、道幅はますます狭くなった。正面には高層ビルが見え、右からは自動車の騒々しい音が聞こえる。 |
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このあたりが非常に迷いやすい。そのためにと怪しい分岐ですべて写真を撮っておいたのだが、多分、左の写真の分岐で道を間違えたようだ。右の方が道幅が狭く自信を持って左に行ったのだが、帰宅後いろいろな資料と照らし合わせるとここで間違ったと思われる。
もう一度訪ねてみるしか確認する方法は無い。このときほどＧＰＳが欲しいと思ったことは無い。 |
| 多分間違った道を進むと、果樹園の中に入ってしまう。「平戸果樹の里」の看板があちこちに建ち、その看板に、「このあたりは昔、東海道の街道筋で・・」という文面があり、「筋」を見落として、安心して歩き続けていた。
また、今までは、100枚程度なら余裕で撮影できたディジタルカメラが、なぜか今日に限って70枚を前に、電池切れの警告がさっきから出ている。はやく幹線道路に戻ってコンビニを探したかった。 |
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電池とペットボトルの茶を購入した。
帰宅後の調査によると、かなり大きく道をそれているようだ。どうにも悔しい。未踏破区間が合計1.3ｋｍもできてしまった。いずれ機会も設けて歩くことにする。まだ、近い箇所だったから何とかなるが、静岡以遠だったら許されない。今後は一層の予習が必要であろう。
戸塚
脳神経外科付近
にて休憩
(2369)
さらに、休憩時に万歩計の歩数を確認したのだが、ベルトから外れて水平が保たれておらず、カウントが停止していたと思われる。2.8ｋｍ程歩いたのに、ここまで2300歩で来られるはずがない。
せっかく正しい道に復帰していたのに、それまでの間違いの影響から勘違いし、国道１号に入ってしまった。
もう、ボロボロである。
さらにもう一つ問題があった。もう３時を回った。あと1時間半ほどの残り時間だ。戸塚の宿までは余裕で行けるが、その先となると途中で完全に日が暮れるだろう。しかも戸塚、藤沢間となると、公共交通機関に乏しい区間だ。東海道線とも大きく離れる。すると、少し早くても、ちょうど戸塚駅で接続する箇所で終えるのが都合がよい。そう方針を決めると、あと３ｋｍ足らずを９０分だ。急ぐ必要は無い。見られる物はすべて見物して行こうと思った。
大山道分岐
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何度か１号線を行き来するうちに、ようやく自分の居場所が特定でき、正しい大山道分岐の位置に来た。しかし、道標は発見できなかった。
実は通りから入り込んだ裏手にあり、中古車店の裏に入って行くと発見できた。 |
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立派な道標であったが、これだけ奥まったところにあると、道標としての役には立てない。分岐を示すわけでなく、「これより大山道」と書いてあるから、奥まった箇所にあってもおかしくはないのだが。きっと、以前は大きな建物も無く、東海道からもよく見える位置だったのだろう。
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| 向かいには、天然記念物、益田家のモチノキがある。 |
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旧東海道は、ここで左に折れる。しかし、非常に判りにくく、国道１号より手前を曲がるコースが本当の東海道である。 |
吉田大橋
(6793)
| 旧街道の裏道はすぐに終わり、ぶりジストンの工場正面で１号線に戻る。200メートルほど進むと「江戸見附前」という名の交差点に出る。しかし、見附の代わりにファミリー・レストランが建っている。良く見るとその敷地内に跡の石碑が建っている。
いよいよここから戸塚の宿が始まる |
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何気ない路地の電柱の脇に、忘れ去られたように建つ石碑を見つけた。
「八幡神社参」と読める。最後の「道」は埋まっているのか。地図を見ると、かなり奥に八幡神社があるようだ。 |
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戸塚の宿 |
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安藤広重「東海道五十三次之六戸塚」 |
| なぜだか駐車場の邪魔な場所に、小さな社があるへんな光景を見ながら進むとやがて踏み切りを渡り、戸塚駅となる。
今日の旅はここで終了する。 |
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戸塚駅
(7905)
